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【8月1日】インドシア第4回目セッション 〜観光学の視点から〜

Halo!

8月1日にインドネシアとの第4回目のセッションを開催しました。


今回は「観光」の二面性をテーマに、各国の有名な観光地紹介に加え、それに関する諸課題についても議論しました。


「観光」と聞くと、日常生活から離れて新しい場所に行くといったイメージがあると思います。これまで行ったことのなかった場所で新たな体験ができるって、なんだかワクワクしますよね。


ですが、そんなワクワクドキドキが詰まった「観光」のもう一つの側面を、みなさんは考えたことがありましたか?


観光といっても様々な形態があります。


インドネシア側のプレゼンでは、コモド島とボロブドゥール遺跡を取り上げ、Google Earthを使いながらミニバーチャルツアーを行いました。


インドネシアの国獣である「コモドドラゴン」が実はとても凶暴で、現地の人は木の棒で追い払っている事実や、世界遺産である仏教寺院ボロブドゥールの遺跡で仏像に触れると願いが叶うという言い伝えなど、新しく知ったことがたくさんありました。


豊かな自然と世界遺産に世界中からたくさんの観光客が訪れる一方で、観光業が栄えれば栄えるだけ顕在化する問題もあることがわかりました。


例えば、神聖な寺院の仏像の上に座り込み、ましては落書きをする観光客が見られること。また、ポイ捨てによる海洋ゴミの問題などが挙げられます。


現地の人々がそれに対してどう思うのか、観光業の発展によって収入を得られるようになる人がいる一方で、文化資源をどのように守っていけば良いのか、今後も議論を続ける必要性がありそうですね。



日本側のプレゼンで紹介したのは、広島のダークツーリズム、京都のヘリテージツーリズム、東京のオリンピックツーリズム(今回はコロナで無観客となりましたが…)です。


原子爆弾投下を経験した広島には、原爆ドームや平和記念公園など、数多くの「負の遺産」があります。京都には17もの世界遺産があり、たくさんの観光客がそれを見に訪れます。東京五輪は最終的に無観客となり、観光客は迎えられなかったものの、開催に向けて多くの観光業者がホテルや会場、ツアー等の準備を行っていました。


上でも挙げたように、観光に欠かせないのは、文化的な観光資源と、その地域に関わる人々です。


東京五輪と観光の関係性を例に取ると、輝かしいオリンピックの開催と、綺麗に整備された会場の裏に、強制移動を余儀なくされたホームレスの人々の姿がありました。しかしそういった問題はあまり大きく報道されておらず、意識をしていなければ、それに気づかずに終わってしまうこともあるのではないでしょうか。


物事の一つの側面だけを見るのではなく、その反対側にどのような事実が隠れているのか、それに注目する大切さを学べた回になったのではないでしょうか?



さて、次回のセッションは8月22日の20:00から行います。最後のセッションということで、これまでの5回のセッションの振り返りをします。

是非お友達を誘って参加してください!


参加登録はこちらからお願いします!


みなさんにお会いできるのを楽しみにしています!

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